くりっく365について
ライト感覚のポップミュージックを好み、同じ趣味の根岸を「ギターも歌も上手い」と尊敬し、ずっと目標にしている。DMCの存在も「独自の世界観を持っていてすごい」と特に毛嫌いする事もなく評価する、とても誠実な人格者。根岸とは対照的に、ポップミュージシャンとしての才能には恵まれているようで、インディーズバンド『テトラポット・メロン・ティ』を結成して主に路上ライブを中心に活動している。
根岸が大学を卒業してからは交流が無くなっていたが、下北沢で自身が路上ライブを行っていた際の観客の中に、根岸を見かけ、その後出演した深夜テレビ番組で偶然にもクラウザーとなった根岸と再会。局のトイレでつかの間交流を温め、励ましてくれたクラウザーを「雰囲気が僕の尊敬する先輩に似てて、とてもいい人」と思ったが、その正体が根岸であるとは気付かなかった。
テトラポット・メロン・ティ
佐治がボーカルとタンバリンを務める横浜 一戸建て
のおしゃれなポップバンド。実は根岸が相川たちと合コンをした際、自分たちのバンド名を偽った時の名前だったのだが、本当に実在し、インディーズながらDMCと同じくカラオケに代表曲『サリー・マイ・ラブ』が登録されているなど、そこそこの知名度を持っている。埼玉の深夜ローカルTV番組出演でDMCと共演した際、社長命令を受けたDMCにステージを襲撃されて出番を乗っ取られた挙句、壮絶な仕打ちを受けて、それが原因となって解散。その後何とか立ち直り同じメンバーで再開するも、再結成ライブにまたしても乱入したクラウザーよって前回以上の壮絶な仕打ちを受けてしまう。
ホイップ・ラブ・クリームス
テトラポット・メロン・ティを解散した佐治が下北沢で路上ライブ中だったマンション 横浜
と再会。根岸が相川から誘われていたアモアム主催の「新人ミュージシャン発掘オーディション」に一緒に出場するため結成したユニット。洋菓子作りのパティシエをコンセプトとしており、コック帽を被り、曲に合せてのケーキ作りのパフォーマンスも行なう。タイトル曲として「ホイップ・ラブ・クリーム」があるが、路上ライブで披露した際に根岸の歌が全く受け入れられず、卵まで投げつけられる。あまつさえそれをたまたま見に来ていた相川が下北界隈では名の知れていた佐治とばかり仲良くするのを目の当たりにした根岸は、嫉妬に狂ってその場を逃げ出した上、オーディション当日にはクラウザーとなって登場。佐治はまたしてもチャンスを潰された上に、相川はホイップクリームを顔面に引っ掛けられ、「下品は貴様だ、この顔射用女めが!!」となじられる。
ジャック・イル・ダーク(Jack ill Dark)
OVA版CV:野村祐人(吹替):竹内力 実写劇場版:ジーン・シモンズ
過激なパフォーマンスで有名なブラックメタル界の帝王。身長190cm、体重85kg。アメリカ出身。「悪魔のギター」の通称で知られる伝説のギターをカールス・マーダーから受け継いでいる(2代目)。代表曲は「英語研修
」。ドラッグ、レイプ、暴力事件などで数多くの逮捕歴があり、自伝『ジャック・イル・ダーク 帝王の真実』では
「顔のメイクはタトゥーで一生取れない!」
「俺の股間は常に女に咥えさせているのさ」
「ファックは世界共通語」
「ライブ前にはファンの生き血を悪魔に捧げる」
などと書かれていて、それがほぼ事実という大変な危険人物にして生まれながらの犯罪者。ライブでのパフォーマンスを兼ねて「メタルバッファロー」、「メタルコブラ」と呼ぶ獰猛なペットを飼っている。
引退を決意したワールドツアー“世界崩壊”で「各国の生意気なメタルバンドを潰す」というテーマのもとに来日した際、インディーズシーンで破竹の勢いだったDMCに目を付け、対バン相手に指名する。しかし、DMCの自分以上の破滅的過激さを目の当たりにして「コイツら本当の悪魔だ」とついに敗北を認め、ライブ後クラウザーII世に「悪魔のギター」を譲りデスメタルの未来を託した。その後、出国の際に根岸から贈られたシイタケを空港の税関でマジックマッシュルームと間違えられてしまい、誤認逮捕される羽目になる(雑誌掲載時は「出国時に空港で”逮捕”」となっていたが、単行本では”誤認逮捕”に変更されている)。
来日に際しては、冷静だが不正確な訳をする日本語通訳を帯同している。
根岸の妄想では本名を勝手にサム・ハンクスにしていたが、冷凍食品
のケニーもイル・ダーク姓を名乗っているため本名だと思われる。ケニーによると、引退後はジャズを演奏しているという。
ケニー・イル・ダーク
ジャック・イル・ダークの娘で、メタル向上のために父の稼いだ資金を元に設立したプロジェクト・イル・ダーク(PID)という音楽関連会社の代表取締役。身長176cm、体重60kg、血液型A型。アメリカ出身。表向きは日本のメタルシーンを席捲するDMCから闇の一大ヘビーメタル・フェス『サタニック・エンペラー(SATANIC EMPEROR)』出場の内諾を得るのが来日目的だが、その前にクラウザーII世(=根岸)が父から譲り受けた伝説の「悪魔のギター」を持つにふさわしいかを見極めようとする(父に引導を渡したヘルヴェタへの仇討ちも関係していると思われる)。巨乳で整った顔立ちにロックな服装をしている。作中登場人物のデスレコーズ関係者以外で根岸とクラウザーが同一人物である事を理解している数少ない1人。
過去に日本への留学経験があるため日本語は堪能。
カールス・マーダー
ジャックからクラウザーに贈られた「悪魔のギター」の最初の持ち主。既に故人。自分のギターに悪魔を宿そうとして、実際に生血を吸わせ続けた結果、殺人犯として捕まった。彼の死後、ギターはジャックの手に渡っていた(現在の所、この辺りの経緯は語られていない)。
「デスメタルの神」と呼ばれるほどのカリスマであるため、多くのバンドがそのギターを狙っており、現在ギターはデスメタルの王者が受け継ぐチャンピオンベルトの様に扱われている。
ニナ
OVA版CV:名塚佳織 実写劇場版:美波
ショートヘアに勝気な瞳が印象的な美少女。身長162cm、体重48kg、血液型A型。神奈川県出身。セックス・ピストルズのシド・ヴィシャスを心から崇拝し、自身もパンクロックバンド、金玉ガールズのリーダー兼リードボーカルを務める。作中でも「音楽性は嫌いだがボーカルの子はカワイイ」という声が聞かれる。クラウザーに飛び蹴りを食らわしライブに乱入するなどかなり気が強いが、クラウザーの悪魔玉の餌食になってしまう。クラウザーの事は「ぬいぐるみ野郎」と呼んで毛嫌いしているが、火事場から救ってもらったことで、一瞬だが顔を赤らめる。素顔の根岸がシド・ヴィシャスのように見えるらしい。
金玉ガールズ
反男性社会を標榜する、女性のみで構成された四人組のパンク・ロックバンド。塩分
は、ニナ(Vo)、レイ(Gt)、サエ(Ba)、モモ(Dr)。所属事務所はゴールデンボーイ企画。知名度アップをねらうオカマ風マネージャーの意向により、DMCに対抗する形で「SATSUGAI」をモロにパクッた「デタラメ・マザコン・チェリーボーイ (DMC) 」という曲を発表する。リーダーのニナは売れるためとはいえ、この戦略を是としていないが、曲のタイトルを聞いた根岸は自身のおかれている境遇から「ほぼ当たってる」と苦笑。
アモアム読者の選ぶゲテモノバンド第3位。
木林 進(きばやし すすむ)
OVA版CV:K DUB SHINE 実写劇場版:大地洋輔(ダイノジ)
根岸と同郷の幼馴染みで小学生時代の一番の親友。身長172cm、体重78kg、血液型A型。アイス・キューブを東洋人にしたような外見をしている。実家はウナギ屋をやっていたが流行らずに潰れて小学生の時に東京に引越し、離れ離れになっていた。その頃から同級生に「豚」と呼ばれるほど太っていたが、今もその体型は変わっていない。心優しく引っ込み思案で精神的に弱かった自分を変えるため、カリスマヒップホップラッパー”鬼刃”として裏の顔を持つようになる。ただし、ニューヨーク出身を謳いつつも、その英語力は極めて低いもので、作中では英会話教室においても一人だけ全く授業についていけないばかりか、英検5級にすら落ちている。偶然ファミレスで根岸との再会し素直に喜ぶなど、根はマトモな人。根岸の事は親しみを込めて「ねぎっちょ」と呼ぶ。引っ越した時にクラスメイトから「犬飼Tシャツ」を贈られていて、大事なステージの時には衣装の下にそのTシャツを着て励みにしていた。
鬼刃(きば)
自称ニューヨーク帰りの史上最凶ギャングスタラッパー。世相への痛烈な風刺や誹謗中傷をメインとしたディスを駆使したダミ声のMCが特徴。主に渋谷方面を自らのアジトとしている。
鬼刃のアルファベット表記は「KIVA」で、狂信的信者を「KIVAクルー」と呼ぶ。KIVAクルーもDMCのファン同様妄信的で、鬼刃も先頭になってたびたびDMC信者と抗争を起こす。クラウザーとのMCバトルの途中、自分の過去を知るクラウザーの正体が幼馴染の根岸だと確信し和解を持ちかけたが、犬飼Tシャツをビリビリに破られた上”蒲焼”にされ、根岸とは違う悪魔と思い知らされ敗北する。クラウザーとの勝負に敗れてからは、渋谷での地位を一度はすっかり失ってしまったが、変わってNo.1MCの座に立った「ロイヤル・フェイス」との勝負に勝って以降は、再び渋谷をまとめ上げる事に成功した。
アモアム読者の選ぶゲテモノバンド第2位。
狂牙鬼走(きょうがきそう)
元日本最強のバイクチームのメンバーが結成した轟音メタルバンド。サタニックエンペラーにも参加エントリーしたものの、樹海で道に迷って参加できず、結局フェス終了後の3日後の朝に会場跡地に到着。その頃にはフェスの事などすっかり忘れ、ただ到着したということだけで満足していた。一見思いつきで出したバンドのように思えるが、第三話の壁の落書きに「狂牙鬼走」の文字があり、伏線は以前から張ってあった。
ポアゾン
サタニック・エンペラーに参加したフランスのスラッシュメタルバンド。1回戦でDMCと対戦。ファンを性奴隷として囲う異常性欲集団で、リードボーカル&ギターのアルドが確かなテクニックで炸裂させるスラッシュメタルは、日本でも絶大な人気を誇る。容姿端麗な「ナポレオン」というパフォーマー(豚)を擁し、その優越感からDMCの資本主義の豚である梨元を馬鹿にした態度をとり、根岸は資本主義の豚の尊厳を守るべくステージ対決に挑む。
キャラクターアイテムとしてポアゾンオリジナルブランドのワインがあり、メンバーも愛飲しているようである。アルドは、なみなみと注がれたワイングラスを片手に持ちながらナポレオンに跨り、激しい動きをしても一滴も溢さないほどの調教技術を見せた。代表曲は「エスクラーヴ(奴隷)」。
レイ
生まれながらデスヴォイスを持った女性で、それが原因で幼少の頃からいじめられていた経験をもつ。しかしある時ラジオから流れていたデスヴォイスに一縷の希望を見出し、自らもメタル系ヴォーカリストとなって、自身のバンド「パイパニック・チェーンソー」を率いる。女性としては大柄で巨乳。顔面に横に大きな傷が走っている(ステージ用メイクか?)。ちなみに、カミュの性器露出を目の当たりにしたり、カミュに尻を触られた時などは何故か可愛い声を上げている。身長168cm、体重56kg、血液型B型。宮城県出身。
パイパニック・チェーンソー
サタニック・エンペラーに参加した東北地方のデスメタルバンド。2回戦でDMCと対決。レイの特徴的なデスヴォイスと大型チェーンソーを振り回すパフォーマンスは、新人バンドながら驚きをもって迎えられる。代表曲は「流血トレイン」で、曲中にメンバーの顔を拳で殴りつけるなど暴力的な荒々しさが売り。
シャーセ
軟弱な見た目の奥に鋭い眼光をたたえた青年。身長174cm、体重60kg、ノルウェー出身。髪型や顔立ちは普段の根岸によく似ているが、正体はヘルヴェタのリーダー。音楽で人心を掌握することに長けており、ファンを使った世界征服「デーモンゲート666」を企画している。さらなる信者獲得のため、ポップシーンにも進出して成功中。
音楽だけでなく荒事も得意で、デスレコーズ社長からローキックでダウンを奪ったほか、根岸の携帯電話を斧で両断していた。
ヘルヴェタ
ノルウェー出身のデスメタルバンド。メンバーはシャーセ(Vo)、エドヴァルド(Gt)、ボルベア(Dr)、グンネルス(Ba)の四人で、全員が一流の音楽的才能を持つ。離陸寸前の飛行機へ放火したり、互いの親族を殺そうとしたり、高層ビルに爆弾を仕掛けたりするなど、本物のサタニスト集団。ライブの前には通行人を捕らえて穴に投げ込むという生贄の儀式を行う。日本を後にしたジャック・イル・ダークが北欧ツアーに出た際に対バンし、ステージ上で磔にした上、体に「I AM A PIG」という入れ墨を彫り込み、事実上の引導を渡した。その悪名の高さは世界的に有名であり、DMCのパフォーマンスに慣れ親しむファンでさえその名を聞くと思わず息を飲む。また素性を隠して他ジャンルにも進出し、表裏両面で音楽界を制圧中。